バイアグラの含有量の違い

3月も後半に入り、桜の季節ももうすぐそこまで来ていますね。まだまだ寒さが残りますが、皆様体調の方はいかがでしょうか?季節の変わり目は体調を崩しやすいですよね、十分にご注意下さいね。さて、今回は世界でも最も処方実績のあるバイアグラ(主成分:シルデナフィル(Sildenafil)の含有量の違いについてお話ししていきます。

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バイアグラとは

まずは、バイアグラについておさらいしていきましょう。バイアグラは、世界で一番初めに販売が開始された、世界初のED治療薬です。1998年に、ファイザー社から米国で販売が開始されました。バイアグラは世界中の多くの男性の悩みである、ED(勃起不全)を改善する魅力的な効果から瞬く間に話題になり、翌年の1999年にさっそく日本にもやってきました。販売から日本の厚生労働省に承認される速度はまさに異例とも言える速度ですね。

バイアグラは主成分にシルデナフィル(Sildenafil)を持ち、PDE-5阻害剤に分類されるお薬です。PDE-5とは勃起の作用を邪魔してしまうホスホジエステラーゼ5型という成分の事で、PDE-5阻害剤に分類されるバイアグラには、その酵素の働きを阻害する事で陰茎への血流を良化しED症状を改善する作用があるのです。

バイアグラの主な効果

バイアグラは服用してから約30分~1時間ほどで効果が発現し、そこから3~6時間効果が持続します。世間でもよく勘違いされておりますが、バイアグラを飲むと性欲が増加したり、ずっと勃起したままになる・・・というお薬ではないです。バイアグラはあくまで、血流を改善して、性的興奮を感じた際に勃起を促進する力を強めるための薬です。そのメカニズムはバイアグラに含まれる主成分シルデナフィルが、血管を拡張させ血液を充満させ、勃起したペニスに流れる血流が引いてしまうことを抑えることにより普段より強く硬い勃起力を継続させる効果を発揮します。

含有量の違いにはどんな差がでるの?

現在、国内で流通しているのはバイアグラ25mgと50mgです。この含有量の違いには、主に陰茎の固さや持続時間の長さの違いがあります。そして、意外と知られていないのが含有量が少ないからといって副作用がその分少なくなる、という事は殆どありません。25mgは65歳以上の方や年齢が若い方、健康上に問題のある方が服用されますので、一般的な病院やクリニックでは50mgの処方が主になっております。そのため、はじめてED治療を行う方は、まず含有量が多いお薬から服用されるのがよいでしょう。もし少ない量からはじめてしまうと、効果を実感できないばかりか大事な行為中に再び失敗してしまうリスクを伴ってしまいます。そうすると、「自分はやっぱりずっとこの病気なんだ・・・」「また失敗してしまった・・・自分はダメな人間なんだ」と、不安が更にEDを促進させてしまう事が多いのです。このような不安や心配事から発症するEDを【心因性ED】とも呼びます。まずは含有量が多いしっかりしたお薬を正しい服用方法で飲んで、効果を実感した後に効きすぎる等のご心配がありましたら、服用する含有量を調整するのが、ED改善への一番の近道です。

バイアグラには100mgが存在します

先ほど含有量のお話をしましたが、実はバイアグラの世界の基準は100mgが主流なのです。そのため、しっかりとした効果や硬さを求められる方はよく100mgを服用されています。日本での承認はまだ行われていませんが、世界各国では100mgまで承認されており、その安全性・有効性は確立されているため、100mgが最も処方されている人気のED治療薬なのです。副作用は火照り、紅潮、頭痛、軽い鼻づまり、消化不良などが起こることがあります。ですが、これらの副作用はお薬が身体にきちんと作用しているサインでもあるのです。そのため、薬の効果が切れると共に症状も治まってきますので、ご安心くださいね。バイアグラ100mgについては、以前当サイトのコラムで記載しておりますので、是非参考にしてみて下さい。

通販サイトや個人での売買には要注意!

先ほども少しご説明しましたが、バイアグラの規格としては世界各国で25mg錠、50mg錠、100mg錠の3種類が販売されています。このうち日本国内で承認され販売・処方されているのは25mg錠と50mg錠のみですが、100mg錠に関しては日本では認可されていません。100mgのバイアグラを手に入れるには、海外で流通している薬を入手するか、管轄の地方厚生局(厚生労働省の出先機関)から正しい指導を受け、証明を持っているクリニック・病院などで処方してもらうことで入手する事ができます。しかし、簡単に購入できるからといって、海外の薬を手に入れるため個人輸入やインターネットの通販サイトを安易に使用してしまうのは非常に危険です。なんと、ネットで流通している薬品の6割以上が偽物であるデータが出ているのです。個人で偽物かどうかを判断するのは難しく、偽薬品を作る業者も巧みに購入者を騙そうと、薬の色を本物に似せる為に、殆ど見た目では判断できないようなそっくりな形状・色をしている事が多いのです。また、有効成分が通常のものより多く配合されているものなど、服用するだけで最悪の場合命の危険を招くものがあります。

当サイトに掲載されておりますED治療専門大手ユナイテッドクリニックさんでは、信頼の出来る専門の医師の元、安全なお薬を処方されております。一人で判断せず、まずはお近くのクリニックにご相談してみてくださいね。

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