勃起のメカニズム 

陰茎が硬くなり勃起をするという単純な生理現象ですが、体内では様々な部位が作用しています。今回は勃起のメカニズムについて詳しく解説していきます。

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勃起のメカニズム

男性が性的興奮を感じると体内ではどのような事が起こるのでしょうか?性的興奮を感じると大脳にある快楽中枢から脊髄を通って陰茎に勃起を促すように情報が伝わります。その際に体内では一酸化窒素「NO」が放出されます。一酸化窒素が放出されると血管を広げる環状グアノシン一リン酸「cGMP」が生成され、陰茎にある動脈や血管を弛緩、拡張し、陰茎に血液を流れ込みやすくします。陰茎に流れ込んだ血液は陰茎海綿体に蓄積されることにより、陰茎は太く硬くなるわけです。勃起をした陰茎は性的興奮が収まると、PDE5という酵素が分泌されます。PDE5の作用により環状グアノシン一リン酸で拡張されていた血管は収縮され、勃起が収まります。

PDE5とは

少し話は逸れますがPDE5について解説します。PDE5とは正式名称「ホスホジエステラーゼ5」と言います。肺血管平滑筋や前立腺、膀胱括約筋、下部尿路血管平滑筋、陰茎海綿体に存在し、主な役割として環状グアノシン一リン酸を分解します。PDE5がないと前述の環状グアノシン一リン酸「cGMP」が陰茎に血液を送り過ぎて破裂させてしまいます。そうならない為にPDE5は存在します。また、バイアグラ、シアリス、レビトラなどのED治療薬はPDE5阻害薬に分類され、服用することでPDE5の働きを阻害して、環状グアノシン一リン酸で拡張された血管を維持し、勃起しにくい陰茎を勃起させる手助けをします。

朝立ちについて

勃起にまつわる生理現象として「朝立ち」があります。10代~20代は頻繁にあった生理現象が歳を重ねるごとに少なくなって「EDではないか?」と心配になられる方もいらっしゃるかと思いますが、朝立ちは睡眠のメカニズムによるもので性的な興奮や性的な夢とは関係なく起こります。EDと直結することではないですが、朝立ちの回数が減っている事は、男性ホルモンの「テストステロン」の減少が考えられます。テストステロンの減少は男性更年期障害「LOH(ロー)症候群」との関連性があります。更に男性更年期障害はEDとも関連性があるため、間接的にではありますが、朝立ちが少なくなっている場合はEDや「LOH症候群」である可能性があります。

テストステロンとは

テストステロンとは男性ホルモンの一種で、精巣(睾丸)で多く作られて体内に分泌されます。男性ホルモンと解説はしていますが、女性も男性よりは少ないですが体内で分泌されています。テストステロンが身体に作用する効能は、筋肉や骨格の形成、髭や体毛の成長促進、「幸福感」や「やる気」の元となるドーパミンを生成したり、性欲の維持、精神を安定に保つなど肉体的、精神的に重要な役割を果たします。男性であれば、オスとしての象徴であり単純な指数とも言えます。海外の研究ではテストステロンが多い男性は女性を惹きつける「モテホルモン」であるという研究結果を公表しています。

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EDとは

EDとは、勃起に至るまでに、何らかのトラブルが起こり勃起不全になってしまう事を言います。原因としては、精神的な原因か肉体的な原因、もしくは両方が重なってしまっている事があります。精神的な原因でEDになってしまう事を「心因性ED」、肉体的な事が原因でEDになってしまう事を「器質性ED」と言います。心因性EDは若い方に多く、緊張、心配事、焦り、不安など日頃の精神的なストレスが原因でEDを発症してしまう事を言います。他にも幼少期における心的外傷体験、トラウマ、愛憎葛藤など深層心理にある出来事が要因になる事もあります。器質性EDとは前述で解説した勃起のメカニズムで勃起をする際に作用する体内の様々な部位が病気や怪我、事故や手術が原因で働きを阻害され勃起をする事が難しくなりEDになってしまう事を言います。また、テストステロンの減少により精力減退からEDを発症することもあります。

ED治療薬とは

ED治療薬とは、バイアグラ、レビトラ、シアリスなどがあります。お薬にもそれぞれ特徴があり、陰茎にしっかりとした硬さが現れて、認知度も高いバイアグラ、バイアグラの改良版のレビトラ、効果時間も長く、お酒や食事の影響を受けにくいシアリスなどの特徴があります。ジェネリック医薬品も流通があり、お薬の価格が抑えられることにより患者様の負担も軽くなっています。ジェネリック医薬品と聞かれて抵抗を感じられる方もいらっしゃると思います。そこにはバイアグラが販売開始された際にインターネットを介して個人輸入を利用して購入され、お薬を服用された方が重篤な副作用が現れたり、最悪、死に至るケースがありました。何故、そういったケースが発生したかというと、薬の特徴や、併用禁忌の薬があることも知らずに、ニトログリセリンなどの狭心症治療薬を服用している男性が、個人輸入で手に入れたバイアグラを服用し性行為をした事が原因と考えられます。その他にもインターネットの個人輸入は不安定な流通ルートの為、偽物が多く、副作用が強く出てしまったり、効果そのものが出ない、服用するだけで健康被害を及ぼすようなものが多く流通しています。ジェネリック医薬品を使ってみたいと考えられている患者様は専門のクリニックや医療機関で問い合わせてください。専門のクリニックや医療機関で取り扱っているジェネリック医薬品は国が厳しく審査をし安全であること、効き方が同じであることを確認がされているので安心してお使い頂けます。

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