X
    Categories: コラム

シアリスとステンドラの効果

今回はシアリスとステンドラの効果についてお話していきます。日本では、バイアグラのような知名度は無いですが、世界ではシアリスはバイアグラを超える人気があり、ステンドラは最も新しいED治療薬として注目されています。まずはそれぞれを簡単に説明します。

シアリス

2003年にアメリカにあるイーライリリー社が製造を開始して、日本では2007年7月から日本イーライリリー(後に日本新薬へ販売移管)から販売となった世界で3番目に開発されたED治療薬です。有効成分はタダラフィルです。同じ成分でアドシルカ、ザルティアなどの医薬品もあります。

ステンドラ

ステンドラは、2012年にアメリカのカリフォルニア州に本社を置くVivus社が世界で4番目に開発されたED治療薬で有効成分はアバナフィルになります。このアバナフィルは元々、日本の田辺三菱製薬がED治療薬として開発をすすめていたものですが、製造、販売の権利を2001年に譲渡しました。

シアリスとステンドラの効果とは

効果に関しては、長時間効果が持続するものと即効性のものに分けられます。シアリスは、服用後1~2時間で効果が出始め、3時間後に効果のピークになります。効果が持続する時間は他のED治療薬に比べて格段に長く約36時間と長時間に対して、ステンドラは10~15分で効果が出始め、効果が約3~6時間とシアリスに比べると短くなっています。どちらもマイルドな効果が続く医薬品です。使用するタイミングが異なるため、シアリスは性行為があるタイミングが分からない時には前もって服用をする事が出来ますし、ステンドラはパートナーとの突発的な性行為があった時などに服用が出来ます。

食事とお酒の影響

ED治療薬は食事やお酒の影響を受けやすいとされていますが、シアリス、ステンドラに関しては影響を受けにくいとされています。特にシアリスは影響を受けにくいですが、800kcl以上の食事をしてからの服用は治療薬の吸収が遅れたり、効果を十分に得ることが難しくなります。また、お酒を酩酊状態になるまで飲んだ後のED治療薬を服用することは頭痛や吐き気といった副作用を強めたり、効果が出にくくなるのでお勧め出来ません。十分な効果を得たいときは、空腹時に服用をしてお酒は飲まないほうがいいです。あと、グレープフルーツを始めとした、はっさく、夏ミカン、ゆずなどの柑橘系の果物とは相性は悪いので、服用後は食べないようにして下さい。これらの果物に含まれるフラノクマリン酸が薬の血中濃度を上昇させてしまうので、効果や副作用が強く出てしまう可能性が高いです。柑橘系の果物の加工食品や飲み物も同じです。

 

 

シアリスとステンドラの副作用

シアリス、ステンドラは副作用が出にくいとはいえ、まったく出ないというわけではありません。臨床試験においても、いくつかの副作用が確認されています。比較的出やすい副作用には、火照り、紅潮、頭痛、鼻づまり、消化不良などが起こることもあります。軽度の副作用であれば身体への影響は少なく、少し気になる程度のものであればそのまま使い続けても問題はありません。副作用の程度が大きかったり、身体に異常を感じた場合はすぐに処方された病院やクリニックで診てもらうようにしましょう。

シアリスとステンドラの注意点

シアリス、ステンドラに関わらず、ED治療薬を服用するにあたり注意すべき点があります。狭心症などの治療で使われている硝酸剤を使用している人は、絶対に服用してはいけません。硝酸剤は、血圧を低下させる効果があります。ED治療薬は血圧を低下させる効果があるため、これらをかけ合わせると通常の効能以上に急激に血圧が低下することになります。硝酸剤は飲み薬の他に、スプレーや貼り薬などもありますが、どの場合であってもED治療薬と一緒に使用しないで下さい。その他に下記の症状に該当のある方は使用しないで下さい。

今までにED治療薬を服用して過敏症(アレルギー)を起こしたことのある方

・心血管系障害などにより医師から性行為を控えるように言われた方

・不安定狭心症のある方、または性行中に狭心症を起こしたことのある方

・最近3ヶ月以内に心筋梗塞を起こしたことのある方

・最近6ヶ月以内に脳梗塞・脳出血を起こしたことのある方

・治療による管理のされていない不整脈の方

・低血圧の患者(最大血圧90mmHg未満または最小血圧が50mmHg未満)又は治療による管理がなされていない高血圧の患者(安静時収縮期血圧170mmHg以上、又は最小血圧が100mmHg以上)

・重い肝障害のある方

・網膜色素変性症(進行性の夜盲、視野狭窄)の方

・未成年の方(ただし既婚者を除く)

医薬品を服用中の方は必ず処方を受ける際に医療機関にお伝えください。上記の硝酸剤の様にED治療薬とは一緒に服用することが禁じられている併用禁忌薬があります。併用禁忌薬に指定されている医薬品とED治療薬を合わせて服用すると、急激な血圧の低下や思わぬ副作用により命に関わることになるかもしれません。医師の処方のもと正しく使用することが大事ですので、医師の指導を守り正しく服用しましょう。