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シアリスジェネリック タダリス処方

シアリスとは

シアリス(Cialis)とはED(勃起不全)を改善するための経口のED治療薬です。現在、ED治療薬はバイアグラ(シルデナフィル)、レビトラ(バルデナフィル)、シアリス(タダラフィル)の3種類があり、シアリスは世界で3番目に開発されたED治療薬です。シアリスは2003年にアメリカに本社を置くイーライリリー・アンド・カンパニーから製造・販売が開始されました。

シアリスは3種のED治療薬でも非常に人気の高いED治療薬です。その人気の高さは使いやすさが一番の理由です。ED治療薬は基本的には空腹時に服用しなければ効果にムラが出てしまいます。ED治療薬は食事の影響を受けやすいのが難点でしたが、シアリスはED治療薬の中で最も食事の影響を受けにくいED治療薬になります。またその効果の持続時間は非常に長く、30時間から36時間効果が持続するED治療薬になります。ED治療薬は勃起を促す薬のため、効果が効いている間ずっと勃起しているという訳ではありません。性的興奮、性的刺激を受ける事で初めて勃起が成立するので、効果が持続している30時間から36時間の間いつでも性行為を行える状態にする事が出来るとお考え下さい。

ジェネリック医薬品とは

ジェネリックという言葉を聞いた事があると思いますが、ジェネリック医薬品がどういったものなのか、なぜ価格が安いのか、正しく理解していない方もいます。薬には先発薬(新薬)と後発薬(ジェネリック)というものがあります。先発薬は最初に新しく病気を治療する薬を研究し、開発するため、その費用は莫大なものになります。研究費、開発費に多額の費用をかけてしまうため、販売する際にはどうしても価格が高くなってしまいます。また開発した新薬を元に、他社が同じ成分の薬製造し、販売する事が出来てしまうと、新薬を開発するメーカーの経営が成り立たなくなってしまいます。そのため新薬を開発したメーカーは一定期間販売期間を独占出来る特許申請を行います。その特許期間中は新薬を開発したメーカーでしか、その成分の薬を販売する事が出来ません。
しかし薬剤の特許期間いずれ切れるので、そのタイミングで他のメーカーから、先に販売されていた薬を元に同じ成分の薬が販売され、それをジェネリック医薬品と呼びます。ジェネリック医薬品は開発費のコストを抑えられるため、先発薬と比較しても低い価格で販売されます。

ジェネリック医薬品として登録するためには、成分や効果効能が全く同じかどうかなど、厳しい臨床実験をクリアする必要があります。また近年では医療費の圧迫を受け、厚労省によりジェネリック医薬品の使用が推奨されています。成分や効果効能に全く違いはないので、ジェネリック医薬品の方が費用を抑え、先発薬と同じ治療効果を得られる事が出来ます。

タダリスとは

タダリスは、シアリスのジェネリック医薬品の一つになります。正式名称は「タダリスSX」で10mgと20mgの二種類になります。製造販売はバイアグラのジェネリックであるカマグラの製造販売も行う、アジャンタ・ファーマ社(Ajanta Pharma Limited.)という製薬会社になります。「シアリス」は商標名称で日本ではイーラーリリーが製造、日本新薬が販売しています。一般名は「タダラフィル錠」と言われていて、タダラフィルとはシアリスの主成分になります。「タダリスSX」もAjanta Pharmaが所有する商標名で、名前の由来は一般名である「タダラフィル錠」から取っています。

タダリスの副作用

タダリス(タダラフィル錠)はED治療薬の中で最も副作用が少ない薬になります。しかし薬なので副作用が全くないというい訳ではありません。

国内データ:シアリス承認時に副作用が認めれたのは、国内用量反応試験においてシアリス5mg~20mg群に割り付けられた総症例257例中70例(27.2%)。頭痛29例(11.3%)、潮紅13例(5.1%)、ほてり9例(3.5%)、消化不良6例(2.3%)等。

海外データ:海外で実施されたプラセボ対照二重盲検並行群間比較試験(13試験)において、副作用が認められたのはシアリス2.5mg~20mg群に割り付けられた総症例2047例中599例(29.3%)。頭痛258例(12.6%)、消化不良139例(6.8%)、背部痛63例(3.1%)、筋痛57例(2.8%)、潮紅51例(2.5%)、鼻閉35例(1.7%)、四肢痛34例(1.7%)等。
ED治療薬は血管を拡張させ、血流改善効果があるため、ほてりや頭痛の副作用は起こりやすい薬になります。しかしレビトラやバイアグラに比べると約3割ほどと少ないというデータが出ています。顔のほてりなどは血管が拡張した事によって起きる可能性のある症状なので、あまり深く考えずに効果が出てきたサインぐらいで考えて問題ありません。

タダリスの併用禁忌

タダリスの有効成分である「タダラフィル」は、ED治療薬の中では併用禁忌薬が少ない薬剤ですが、薬ですので服用することが出来ない場合もあります。高血圧の方でニトログリセリンなどの硝酸剤を使用している方、タダリスの成分であるタダラフィルに対してアレルギー(過敏症)を起こす方、重度の腎障害や肝障害の方。脳出血や脳梗塞、心筋梗塞の既往歴が6ヵ月以内の方。心血管系障害を有するなど性行為をすることに不適当と考えられる方など様々です。心臓の病気ではなく網膜色素変性症など目の病気の方も、タダリスを服用する事によって網膜色素変性症が進行してしまう可能性があります。ED治療薬は専門的な薬になりますので必ず医師と相談した上で医療機関で処方してもらいましょう。併用禁忌薬などもありますので、自分の判断して服用することは非常に危険です。ED(勃起不全)で悩まれている方は、一人で問題を抱え込まずに、ED治療専門の医療機関で専門医と相談した上で、治療薬を処方してもらうようにしましょう。